本日は放課後等デイサービスに限らないテーマ、【虐待】です。
最近よくニュースで見かけるこの言葉。
発見される度に「再発防止に努めます」や「研修を設けます」など正直「ん〜、そんな考え方で減るなら、昔から減っている」と思うのだが、、、
なぜなら研修を設ける、講義を受けるだけでなぜ減る事に繋がるかがわからない。
目次
虐待をしてしまう根源はどこにあるのか?
なぜ虐待をしてしまうのか?
理由の「下流」じゃなく「上流」の部分を叩こうよ。
上部だけの答えじゃなくて。
【具体例1】
外出する際も屋内療育の際も強度行動障害児A様の担当がずっとスタッフBさんだったとします。スタッフBさんは虐待研修受講済み。
周りのスタッフからは「A様はスタッフBさんと相性が良いから」と言われている。
↑
それは勝手にあなたたちが決めつけているだけでは?
角度を変えて見ると「スタッフBさん以外、A様を療育出来ない」です。
【具体例1】を続けた結果どのような事が想定されるか考えてみます。
【具体例1を続けた結果、想定される事】
スタッフBさんが適切な支援方法も探り探りの状態で不適切な支援でA様がよく暴れたり、他傷をしてしまう。
落ち着かせるのもいつもスタッフBさん。
心身共に疲弊してしまい、ある日の送迎時、ついにA様に手を出してしまった。
車内の防犯カメラが付いているのに出してしまった。
この場合にもそうです。
上流とはどこなのか考えます。
下流じゃないですよ。
上流は、ずっとBさんに担当させてた事です。
今後どのようにすれば同じような事が起きにくいか。
【対策を考える】
まず、ずっとBさんに担当させる事を止めて他のスタッフでも対応出来るようにする。
「Aさんは私には対応出来ない」と言うスタッフが出て来た際には、なぜ対応出来ないのかとことん理由を探る。
というかプロなんだから対応出来ないとダメです。
今は出来ないけど出来るようにチームで助け合うべきです。
助けるというのは別のスタッフに代わるのではないですよ。
別のスタッフに代わってしまうといつまでもそのスタッフは育ちません。逆に言うとAさんに関われる貴重なチャンスを逃したと思って下さい。
1人が「あれは出来ない」、「これが出来ない」で通ってしまう風潮は良くないです。
なぜならスタッフには努力義務があるからです。努力しても出来ない場合には再びチームで考え直す必要があるでしょう。
↑すいません、だいぶ厳しく言ってしまいましたが、様々な放課後等デイサービスを見させていただきそのように思う事がありました。
話を戻しますが
【具体的なアクション】
1.Bさん以外のスタッフでも療育出来るようにする
2.誰か1人にだけ重荷になってるような事がないかチームで話し合いして考える。※第三者的に判断が出来るような人を1人でも置く事が望ましい。
3.イライラしてしまうのは人間だから仕方ないとしてイライラしてしまいやすい傾向を探る。アンガーマネジメントの講習を受ける。
よくスタッフが同じ事を出来るようになるはずがない、そんなの机上の空論という意見を聞く事がありますが、それでもそれを目指さないと行けないんです。無理だとわかっていても努力はしないといけないんです。
何もアクションを起こさないで嘆いてる場合ではないと思います。
【さいごに】
虐待が起こってしまった場合、下流じゃなく上流を叩いて下さい。
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